1号車のおっちゃんの仕事場

「おっちゃん」が毎日子どもたちを送迎している仕事場(バス)の紹介だよ


うちのスイミングで使用しているのはHINOのマイクロバスです。
グレードは一番引くのですがなかなか乗りやすいバスです。
他社のバスと違ってリアエンジンなので雪道では駆動輪に荷重がかかってるので助かります。
それにドアが運転席のすぐ横に着いているので
子どもたちの乗降の際に直接忘れもとかチェックできて近くで会話できるのでいいです。
ここが実質の仕事場と言うか仕事席。
自分の仕事場ですから自分なりに
使いやすいようにいろいろと工夫をしています。

グレードが低くてシートはビニールなので
座り心地はすこぶる悪い。
だから、こうしてドライバーズクッションを敷いています。

ハンドル右側(窓の手前)はドアと室内灯のスイッチ。
その近辺にはドリンクホルダーや小物入れ。
シフトレバーとシートの間にあるバッグには
CDプレイヤーとドラムのスティックが。
時々バスの中で練習してます。
メーターパネル近辺です。
ハンドルのすぐ上には読みかけの文庫本。
メーターの上部にあるのは室内外の温度計。
これでそろそろ路面が凍りそうだとか判断してます。

右下にあるのは最近購入した電波時計。
これはいいです。
時間を合わせる必要がなくて時間はいつもぴったり。
すぐその下にある輪ゴムは
子どもたちがカードゲームを束ねるために
「おっちゃん、輪ゴムちょうだい」
と言ったりするのでこうしてストックしてます。
これは24ボルトの電圧を12ボルトに変える変圧器。
市販のカー用品ショップには12ボルト用しか売ってないので。
ここから上記の温度計や電波時計のイルミネーション、
そして運転席上のマップライトに電気を供給してます。

その隣は小物入れですが、
子どもたちが前に来た拍子に扉に当たって開いてしまうため
市販のストッパーを取り付けてます。
運転席の右側です。
極端に小物など入れるところが少ないので自分で取り付けました。
車内は禁煙なので灰皿にはシャープペンシルと消しゴムが入ってます。
本来タバコとライターが入っている場所には携帯電話とのど飴。
その下には工夫して取り付けたペンケース。
そのまた下の足下右側にはプラスチックのブックスタンドを取り付けて、
そこには運行日誌や新聞、雑誌等が置かれています。
このバスのサイドブレーキは右側にあります。
シートとサイドブレーキのスペースには横長の小箱をおいて
そこに子どもたちにいつもあげているアメ玉を入れて置いてます。
通常はここをタオルで隠しています。
でも、もう、だいたいバレてるみたいですけど・・・。

左に覗いているのはファブリーズ。
右に覗いているのはマジックリン。
上の本のようなものはバス停をチェックする地図帳。
ちょっと後ろから見た運転席近辺です。
客席最前列はドアからの風で寒いのでクッションを敷いています。
左の席の前にある青いのはゴミ箱。
ホントは洗濯かごですけど・・・。
このくらい大きくないと子どもたちが出すお菓子の空き箱やら
ジュースの空き缶などの大量のゴミには対応できません。
その近くの白いケースは子どもたちのために取り付けた小物入れ。

前方の通路には雨や雪などによって子どもたちが滑らないように
市販の人口芝を敷いています。

左の自動ドア近くの手すりには真ん中にもう1本手すりを付けてます。
保育園児や小さい子どもたちは手が届かないので
もう少し手前にもうひとつ手すりを付けました。
バスの前方から後部を眺めるとこんな感じです。
シートはヘッドレストの間を子どもたちが足をかけて
サルのように渡り歩くので、ご覧のようにもうボロボロです。
テープを貼れば張ったではがして遊ぶし、ホントにもう・・です。
今度は最後部の座席から前方を眺めた風景です。

いろいろ工夫しているせかどうか、子どもたちはよく
「1号車の方が広い」と言います。
同じバスだからそんなはずないんですけどね。

この限られたスペースの中で
毎日おっちゃんと子どもたちの
笑いと涙のドラマが生まれているわけです。
運転席の前方の上部、フロントガラス周辺です。
サンバイザーにはクリアーケースを貼り付けて
1週間の時間編成や月の日程、カレンダーがひと目で判るようにしてます。

ルームミラーの上には広角ミラーを取り付けてます。
これで後部の子どもたちをチェックしてます。

フロントガラス上部はフィルムを張ってます。
ホントはいけないんですけど
毎日、西に向かって走ってるため
日差しがまぶしくてしょうがないので
これも安全に運行するためです。
ミラー部分の拡大写真。
キューピーのマスコットは保育園の園児からもらったもので
「安全運転おねがいします」の短冊がついています。
その隣は一昨年卒園した園児たちの手作りのマスコットお猿さんです。
「ありがとうございました ひまわりぐみ」と書かれています。
バスの片側には4本の柱があります。
両側であわせて8本。
子どもたちがジャンパーやコートを掛けれるように
すべての柱にフックを取り付けています。

青い棒のようなものはスクリーンカーテンです。
夏場、昼食の際に日が当たって暑くてしょうがないので
これで日差しをカットしています。
バスのフロントの下回りです。
輝いているのはメティアホーンという電子ホーン。
本来は手前のエアホーンなのですが、
冬期間はエアホースが凍ってしまってホーンが鳴らなくなったり
鳴ったホーンが止まらなくなってしまうため最近付けました。

家の前から乗ってる子どもが何人かいて
ホーンをならさないと出てこない子もいるものですから
冬期間のホーンの故障は非常に困る。
どうにも仕方なく取り付けたのです。
でも1万円の出費はちょっときつかった・・・。
バスの駐車位置にあわせて2本のポールを立てています。
これは雪でバスの停車位置のラインが見えなくなってしまうため
目印になるように冬期間だけ置いています。
これにあわせて止まらないとスイミング入口のゲートが
バスが邪魔になって閉められなくなってしまうのです。

以上が「おっちゃんの仕事場」の大まかなところです。
バス本体以外の取り付け部品はすべておっちゃんの自費です。
会社に言っても対応はしてくれないのは判ってるので
自分の仕事場は自分で改善する。


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